【ラジオ】日本のラジオ番組、ここを直してほしい!
僕は長年ラジオ番組を聴いてきているのですが、最近は面白いAM番組とFM・コミュニティFMのノンDJ番組ばかり聴くようになってしまいました。
ただし、時折ネットでラジオに関するブログを検索しておすすめ番組を試しに聴いてみることはしています。なぜそうなってしまったのか?それは聴いているうちに「日本のラジオ番組の良くない部分」が鼻についてきて聴いていられなくなったためです。
1.ラジオショッピング
これはAM番組にありがちなのですが、聴いているうちよく知らない人がパーソナリティーやアシスタントと一緒に喋り出しています。
その人がすすめる商品が出てきて「これはおいしいですね!」「なんて便利なんでしょう!」などとみんなでほめそやしたりしています。
それはラジオ局にお金を出してくれるスポンサーも必要でしょうし、こちらもラジオショッピングを全廃しろなどというつもりはありません。
よくないのは、聴いているうちに知らない間にラジオショッピングに移行している点です。
ネットだと、たとえばspotifyの無料版なら広告に入ったとはっきりわかります。テレビだって、出演者がいつの間にか商品の宣伝をしているなどということはありません。
ラジオショッピングになったら別の局にチャンネルを合わせられるのを避けるために、あのような手法をとっているのでしょうが、ラジオショッピングを一生懸命聴いているのに気づくと、だまされたような非常に嫌な気持ちになります。
僕はAM番組はいつも録音して聴くようにして、ラジオショッピングに気づくと飛ばしています。
2.地元の素人のゲスト出演、地元の素人へのお電話
これはコミュニティFMに多いです(地方FM局にもあります)。地域に密着した放送をお送りしています、ということなのでしょうが、地域にお住まいの何かの専門家の方を招いたり、電話したりしてパーソナリティーがインタビューすることがあります。
これが面白くないですね。こうした専門家の方は話のプロではないので、そう面白い話ができるわけではありませんし、専門分野の話をするのでわかりにくいです。電話の場合は音質も悪く、聞き取りにくい。
そもそも通常の番組にゲストが出てくるだけでも、興味が失せます。パーソナリティーの魅力で番組を聴いているので、他の人には入ってきてほしくないからです。リスナーに電話するのも、聴く気がなくなりますね。
録音番組でゲストが出てくると、全て飛ばします。好きなつボイノリオさんの番組でも、例外ではありません。
3.いつまでたっても曲をかけないFM局
こっちは音楽が聴きたくてFMにチャンネルを合わせているのに、トーク→CM→お便り→CMと、いつまでたっても曲を流さないFM局が多いです。人生訓や説教まで入ることがあります。
聴きたくないって!
とくに昼間の番組にこういうものが多いですね。こうなると、AMと何も変わりません。
深夜になって、パーソナリティーが確保できなくてノンDJ番組になると、選曲が良くていい番組が増えてきます。
中でも新潟の独立系FM局であるFM PORTの25:00からの「PORT MUSIC CRUISING」は1時間おきにミュージシャンの特集になっていて、そのセレクションも(やや中高年向けですが)なかなかいいです。
自分勝手なことを述べてきましたが、海外のインターネットラジオ局では上記のようなことはまずありませんので、日本だけの業界側の都合なのではないかと思われてなりません。これらが改善されれば、ラジオももっと面白くなるでしょう。
次回は、ネットでのラジオ聴取ツールについて書きます。