【TVゲーム・アニメ】僕の周りには「ハイスコアガール」なんていなかったぞ!
今期のアニメで、もうじき「ハイスコアガール」が始まりますね。
どうやら、ひと昔前のゲーセン・テレビゲームがテーマなようです。漫画も連載されているようですが、全然知りませんでした。
TVゲーム。そしてゲーセン。僕の胸は懐かしさでいっぱいになります。僕の青年時代は、まさにそれらで占められていたのですから。
1.僕とゲーセン、TVゲーム
僕がTVゲームに本格的にのめり込んだのは比較的遅く、大学に入ってからです。
同級生にHという、中学くらいからゲーセン通いをしている奴がいて、そいつは友人になると全員ゲーセンへ連れていっていました。
僕も初めはHに連れられてゲーセンに入ったのですが、まずゲーセンに1回50円の店と100円の店があることを初めて知りました。
Hも僕も金がないので、当然50円の店専門です。100円の店に比べて、内装やゲーム機がボロかったのですが、そんなことは関係なく、僕はたびたびHに連れられてゲーセンへ行くようになりました。
そのうち、「面白い」と思うようになり、今度は一人でも家の近所のゲーセンへ出かけるようになります。当時は80年代後半で、ゲーセンは(今では信じられませんが)至る所にありました。
「GAMEST」というTVゲーム誌を毎号購入し、攻略法を研究することも始めました。ただ、ここでそれぞれのゲームのことを言い出すとキリがありませんので、それはしません。一つだけ名前を出します。
僕が当時一番熱中し、何度もノーコン(一度もコンティニューしない)でクリアしたのは、「アルゴスの戦士」というアクションゲームでした。今から考えると、敵の出現パターンが限られていて、単純なゲームです。
しかし、僕はそのゲームを毎日飽きることなくプレーし、徐々に上達していきました。
イベントのバイトをしていた時、休み時間に「アルゴスの戦士」をプレーしていると、小さな子供たちが僕のゲーム画面を見に集まってきました。坊やたちに解説しながらプレーしたものです。
そして、ついに最終面で安全地帯を見つけ、ラスボスを倒した時の感動といったら!人生であれほど達成感を味わったことはありません。
それが高じて、僕は学内の学部小冊子にそのあたりのことをエッセイに書き(プレーしながら精神が崩壊していく様を描写しました)、同人誌にTVゲーム論を書きました。
さらに調子にのった僕は、授業でTVゲームに関する考察まで資料を作成し、発表もしたのです(当時ワークショップ形式の、そういう授業をとっていました)!
さすがに怒られるかと思いきや、現代思想の講座だった(当時の大学では画期的でしょうね)ので、全く好意的に受け入れられました。よかったです。
そしてその考察などを織り交ぜた卒論を提出し、僕は大学を卒業して就職で上京しました。
2.ヤングサラリーマン時代
同期や職場には、TVゲームに関心のある人など一人もいませんでした。今のようにネットもなく、孤独なゲーセン通いです。
渋谷センター街、調布、聖蹟桜ヶ丘。そんな所のゲーセンに行っていました。でも、学生時代のような面白さはもうありません。自室でPCエンジンやPlaystationのゲームをやるようになり、だんだんゲーセンから足が遠のいていきました。
最後にゲーセンへ良く足を運んだのは、オンライン対戦麻雀ゲームです。一時期ゲーム専用のカード(情報が記録されます)まで持っていました。そのブームが過ぎると、ゲーセンブームの終了とともに、僕はTVゲームとの縁を切りました。
3.ハイスコアガールって誰?
以上が僕のざっとしたゲーセン歴です。この十数年のうちで、ゲーセン・TVゲームの周りに「女」はいませんでした。ただの一人もです。ここは完全に男の世界です。
「いや、女性プレーヤーもいますよ」確かにゼロではないです。ただ、非常に希少な存在で、最近のeスポーツがらみで注目されている女性たちも、絶対数では多くないでしょう。
僕の学生時代、ゲーセンに行く同級生女子は0でしたし、TVゲームに関心のある子も皆無でした。
実は、先に書いた授業発表用のTVゲームの考察の資料ですが、事前に数人に渡す必要があり、中に一名女子がいました。
僕がその女子にそのレジュメ(懐かしい響き!)を渡すと、その子はそれを持って女子控え室(当時はそんなものがありました)に入っていき、女子数名と見ていたようです。
突然、みんなで大爆笑するのが聞こえてきました。どうやらレジュメに描いていた僕の手書きゲーム画面のイラストが面白かったようです。
まあ、表面的にはムッとしましたが、心の底では「ウケた!」と喜んでいたんですけどね。当時の女子の意識はそんなものだったのでしょう。
それが、「ハイスコアガール」とは何でしょうか?フィクションもはなはだしい!そんな女の子などいなかったぞ!いや、ほしかった、そんな子とゲームについて語り合いたかった!ついでにその子と恋愛したかった!
数年前に、やはりゲーセンがテーマの、こちらは実写ドラマの「ノーコンキッド」が放映されていましたが、ここにもゲームのうまい女の子がでてきました。まあ色気がないと食いつきが悪いし、物語的にはそうなるのでしょうが、僕には全く現実感がないです。
でも、「ハイスコアガール」は録画もして全話観ますし、ありえなかった現実を妄想してみたいと思います。OPもsora tob sakanaですしね。
https://t.co/azt8nZjw4j
— よしこう@シューマイシュリケン (@jijian0426) June 28, 2018
アニメ「ハイスコアガール」がますます楽しみだ!