豆球~闇夜をほのかに照らす~

名前:よしこう。フリーランスとして生きることを決意した男が、社会の片隅で語っていきます。twitter:@jijian0426

【翻訳】野良翻訳:P.G.ウッドハウス著 THE MAKING OF MAC'S/Kちゃん(第7回)

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 ケイティはまるでもう耐えきれないかのように、急に怒り出した。
「行きますとも」ケイティは叫んだ。
「どういうことかわかるか?」
「どういうことよ?」
「終わりさー全部」
 ケイティはぶたれたかのように少しまばたきすると、グッと顔を上げた。
「いいわ」ケイティは言った。「さようなら」
「さようなら」とアンディーは言った、頑固な若造めが。それからケイティは歩いて出て行き、アンディーは別な方へ歩いて行った。

*****

わしはいつもは演劇に注目などしていないが、そうなってみると、まるで家族のように、「ザ・ローズ・ガール」の新聞記事に注目した。それがマンデルバウム氏がケイティにソロダンスをさせた作品の名前だったんだ。その劇をひどくののしる人はいたが、ケイティにはみな良い評価を下していたよ。ある人が言うには、ケイティはまるで二日酔いの後に飲む冷水のようだとのことだった。それは新聞記者のすばらしい褒め言葉さ。
 全くその通りだったよ。ケイティは成功した。そうとも、あの娘には新しい所があったのさ。そうなると、ロンドンはいつだって関心を持って気に留めるんだ。
 新聞にケイティの写真が載っていた。そしてある日の夕刊にはケイティの署名で「私が若さを保つ秘訣」という記事が出た。わしはその記事を切り取ってアンディーに見せたよ。
 奴は記事をちらりと見た。それからわしを見た、奴の目は好きじゃない。
「それで?」奴はたずねる。
「何だって?」わしは答える。
「それが何なんですか?」奴がほざく。
「さあね」とわしが返す。
「仕事に戻って下さい」と奴が言う。
 それでわしは戻った。
 同じ日の夜に、おかしなことが起こったんだ。

 


(後記)


アンディー、気持ちはわかるがもう少し大人になってくれ!

 

なんとか仲直りできないかなー。

 

それにしてもこの夜なにがあったのでしょうか、気になりますね。

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