【翻訳】皇后さまがP.G.ウッドハウスの「ジーヴス」シリーズをお好きだって!?
1.「ジーヴス」シリーズとは
英国のユーモア小説の大家、P.G.ウッドハウスの最も人気のある小説シリーズです。
思慮の浅い主人ウースター氏と、有能な従僕ジーヴスの掛け合いが持ち味ですね。
日本でも、このシリーズは有名で、森村たまきさんの翻訳をはじめ、いくつもの翻訳が存在しています。
- 作者: P.G.ウッドハウス,Pelham Grenville Wodehouse,森村たまき
- 出版社/メーカー: 国書刊行会
- 発売日: 2005/02/01
- メディア: 単行本
- 購入: 2人 クリック: 29回
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ただ、僕はおいしいものは取っておくたちで、このシリーズはあまり読んではいません。
選集(ジーヴスシリーズ以外)を読んで、ウッドハウスの面白さを知り、現在その短編の一つを細々とこのブログで翻訳していました。
2.日本での不人気
P.G.ウッドハウスは、日本以外では人気が高く、英語版ではジーヴスシリーズ以外にも数多くの作品が出版されています。
また、多くの作品が英語でkindle化されていて、安価で入手することができます。
ただ、日本でだけはあまり人気がないんですよねー。戦前には数多くの翻訳が出ていたようですが、それらも絶版になったようです。
選集の刊行も、売れ行きがかんばしくなかったのか、途中でストップしてしまったようです。実に残念。
3.皇后さま、ありがとうございます!
ところが、この状況が変化するような出来事が先日ありました。
皇后さまへのインタビューのなかで、御退位後なさりたいこととして、「ジーヴスも二、三冊待機しています」とお答えになったそうなんです。
これで僕の翻訳ブログに、アクセス殺到しないかなー。
— よしこう@シューマイシュリケン (@jijian0426) 2018年10月23日
皇后さま効果で問い合わせ殺到 英小説「ジーヴス」、出版社「一日で数千冊の注文が」 https://t.co/rXA4w744G5 @jcast_newsさんから
さあここから、一気にジーヴスシリーズへの注文や問い合わせが殺到したそうなんですね。
何かこう、持っていた株が一気にストップ高になったような高揚感があります。
これを気に、ウッドハウス人気が高まって、ジーヴスシリーズ以外の翻訳が進んで欲しいですね。