【音楽】一人で女性アイドルグループのライブに行った話
今週は、音楽にまつわる記事を書いていきます。
1,退職後、求職活動中の日々
僕は中途退職優遇制度を利用して一つ目の会社を退職後、制度に含まれていた転職支援会社のサービスを受けて転職活動をしていました。
週に一度の支援会社スタッフとの面談、転職先への応募書類の作成と郵送、月一回のハローワーク通い、週一回の翻訳学校通い以外には何もする気が起きませんでした。
再就職のことしか頭になく、それがなかなかうまくいかないことにヤキモキした状態が続いていたんですね。
生活も乱れていました。面談日など予定がある日以外は完全に昼夜逆転生活。風呂にも数日に一回くらいしか入りませんでした。歯も磨きません。食事も、コンビニ中心でした。
じゃあ一体何をしていたのかというと、PCで動画を観ていたんですね。廃人のように。ニコニコ動画やyoutubeが主でした。
youtubeには音楽MVが豊富にあります。昔好きだったmy little lover(このブログシリーズで、まともなJ-POPのミュージシャンが出てくるのは、おそらくこれで最後です)のMVを観ていると、画面の横に関連する動画がいくつか出ています。そうやって次から次へと音楽MVを観ていました。一日中。
2.BiSとの出会い
そういう乱れた生活の中、youtubeにアイドルのMVが出てきて、仮面女子を観ていると画面横に見慣れないグループ名が出てきました。「BiS?聴いたことないな」と思いながら動画をクリックすると、全裸です。
メンバーたちが全裸で森の中を駆け回っていました(動画リンクは下記エッセイリンクの最後に貼ってあります)。
その画面上のインパクトも大きかったのですが(それが大半だろうが!)、曲が良かったんですね。この良さは何だろうと、他のMVも観ていったんですが(出会ったのはちょうどグループのいわゆるプラチナ期の終わり頃でした)、どれもグロいMVばかりでした。しかし曲はいい。
いいとは何かというと、要は昔僕が好きだったハードコアなサウンドなんですね。次回に詳しく書きますが、このパンク系の音楽はもう三十年以上続いていて、実は目新しいものではないんです。しかし、なぜか惹かれる。
詳しく心理学的に分析されてはいませんが、どうやらこういった音楽が好きな層は年代にかかわらず一定数いるようです。犯罪者に前衛的なジャズが好きな人が多いという話を昔聴いたことがありますが、そういう精神的な好みではないかと思います。
とにかく、その日を境に僕はBiSの研究員(ファンのことをそう呼ぶ)となりました。CDを買う、ライブのニコ生中継は見る、youtubeで出演番組を漁る、出演ラジオ番組は聴く、もちろんSNSは全てフォローです。
twitterでBiSのことをつぶやくと、メンバーからファボられました(本人かどうかは知りませんが)。
やがて、ワンマンライブの告知がありました。行こうかどうしようかずいぶん迷いましたが、意を決して行くことにしました。
その顛末をまとめて、エッセイにしたためたのが下記です。
こうして、僕はいったんBiSから離れました。そしたら知らないうちに解散していました。
3.結局離れられない
しばらくしたら再結成されて、何度かメンバーの追加がありました。その中で、「ももらんど」というメンバーに目が止まりました。
これまで、曲は好きでしたが個々のメンバーに思い入れはありませんでした。でも、ももらんどはいたいけな感じがよかったですね。そこから再びBiSを追いかけるようになりました。
ただし、今度は一切お金は出さないようにして、ライブにも足を運ばないことにしました。これを「無銭在宅」といいます。
にもかかわらず、新曲のリリースイベントで近くのタワーレコードに来たことがあり、一度だけ足を運びました。入場料はありません。当然CDも購入せず、特典もなく、遠くから見ていました。写真も撮りました。
先日、ももらんどが脱退しました。今度こそBiSから離れよう、そう思いました。しかし今度の新曲を聴いてみたら、やっぱり良かった。
今後もBiSから離れられません。でも金は出さないぞ。