【翻訳】野良翻訳:P.G.ウッドハウス著 THE MAKING OF MAC'S/Kちゃん(第3回)
そうだな、わしとジュールズが加わって、マックファーランドの店はーそのころはマックじゃなかったー動き出したんだ。マックファーランド老大は、人を見る目を持っていて、いつもわしのことを自分の兄弟以上によくしてくれたんだが、わしにこう言ってたよ、「ヘンリー、この調子で行けば、息子をオックスフォードに入れられかもしれんるぞ」ってね。いつからかこう変わった、「ヘンリー、息子をオックスフォードに入れるぞ」、それで次の年に、本当に入れたんだ。
ケイティはその時16歳で、店でレジ係をやっていた、とても有能だったよ。あの娘は老大の助けになりたかった、それで老大は穴が空いた金網のケージの向こうに高い椅子を置いて、あの娘を座らせたんだ。で、客にお釣りを渡たせたんだな。それから教えてやるよ、旦那、わしにジュールズが作ったディナーを運ばせても満足しなかった男はケージ越しにケイティとしゃべるんだが、まるで天国で文句を言っていたようだったよ。というのもケイティは可愛く、日増しに可愛くなっていったからだ。老大にそのことを話したよ。みんなの目にさらされて、魅力がますます増しているみたいだって言ったんだ。老大は別の話をしろっていった。だからそうした。
(後記)
ケイティの記述が出てきましたね。
看板娘っぷりが表現されています。