【退職までのプロセス】5.本社・自治体向け手続き
最後に、会社(勤労部等)に提出・返却する手続きについて述べます。
退職を申告すると、諸手続きについての案内が会社(人事・勤労)から届きます。
この案内は熟読しましょう。モレがあると、また後から追加・訂正の手続きをしなくてはならないので、面倒です。
そして、ポイントになるところや自分に関係のある箇所については、アンダーラインを入れたり抜き書きしてリスト化したりして、アクションしやすいように加工してもいいでしょう。
そうやって中身を把握したら、記述に矛盾があったり(一方で提出するように書かれているものが他方で破棄するように書かれていたりします)、具体的にいつどこへ提出したらよいのか書かれていなかったりする場合がありますので、案内に書かれている問い合わせ先に連絡して確認・問い合わせをしましょう。
小さなことでも連絡することをおすすめします。相手に「この人はこれから退職の書類を提出してくるんだな」と思わせ、これからこの人に対して不手際があるとガンガン聞いてくるからちゃんとしよう、という態度にさせるためです。
僕は実際に連絡しました。案内に書かれていても「それは部署で対応する案件になります」というものがいくつかあり、自部門に問い合わせ直してことなきを得ましたので、わからないことはきいたほうがいいです。
それから、提出アイテムをそろえて、期日までに提出しましょう。郵送の場合は、簡易書留にした方がいいです。
先の案内に書かれているとは思いますが、前後して健康保険の切り替え、年金の切り替え(通常サラリーマンの2号→自営業の1号)に必要な資料も送付されてきますので、それを持って自治体の方へ手続きにいきましょう。
手続きに行く前に、自分の属する自治体のHPでそういった手続きはどこで行うのか、何を持参すればよいのかよく確認しておいた方がいいです。
1.健康保険
案内に記載されているとは思いますが、任意継続にするのか、国民健康保険にするのか、選択する必要があります。
すぐに転職しようと思っている方は任意継続(ただし支払う金額はこれまでの二倍になります)を、もう再就職しない方は国民健康保険(支払う金額はこれまでの収入による。高給をもらっていた方は再就職しなくても任意継続がいいかも)を選択するのが一般的です。
自治体の窓口にいくと、受付順の紙を発行する所に案内係の方がいますので、わからないことはききましょう。
僕が行った時には、案内係の人にキレて怒鳴っているおじさんがいました。まあ穏便にいったほうがいいですね。
番号が呼ばれて窓口に行き、言われた通りに処理しましょう。僕の時は有能な方で、テキパキと作業が行われました。
あと、持病のある方で任意継続を選ぶ方は、古い保険証を返却してから新しい保険証が来るまでしばらく無保険の期間ができてしまうので、病院の予約時に気をつけましょう。
僕は前回任意継続を選んだのですが、ちょうど無保険期間に急病(おそらく夏型過敏性肺炎。医者にはその診断がつかなかった)にかかり、いったん多額の金額を支払うことになりました(あとで返金してもらえる)。
ちなみに国民健康保険に切り替えのときは、仮の保険証を発行してくれます。
2.年金
健康保険の手続きを終えると年金切り替えの手続きの案内がありますので、それにしたがって切り替えを行いましょう。
僕の時は別の窓口に行ったのですが、すぐに順番がきたわりに係の人の手が遅く、年金手帳のコピーに大分待たされました。
現在、僕の手続きはここまでで、後は会社から離職票が届いたらハローワークでの作業を行うことになります。
そのあたりのことは別途【ハローワーク編】で説明します。
この記事があなたの参考になれば幸いです。