豆球~闇夜をほのかに照らす~

名前:よしこう。フリーランスとして生きることを決意した男が、社会の片隅で語っていきます。twitter:@jijian0426

【健康】記憶について:入院した時の話(その1)

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一定期間のことが、どうしても思い出せないっていうことありませんか?

 

僕にはあります。そして、その時間だけが人生からすっぽりと抜け落ちているような、なんとも不安定な感じになっているんですよね。

 

これは、その時の話です。

 

塾講師のバイトの初日を終え、大学生の僕は夜の街を自転車に乗り、家に帰っていました。塾の場所は隣町、数年前まで僕が住んでいた街で土地勘はありました。

 

通常なら国道を通って帰れるのですが、その日は少し違う道を通ろうと思いつきました。

 

違う道、それは僕が子供の頃に住んでいた場所の近くを通る道です。なんとなく懐かしくなって。

 

昔よく歩いていた道を進み、やがてよく遊んだ河の堤防を越える道にさしかかりました。

 

そこで、ぷっつり記憶が途切れるんですよね。

 

寝ている時とは違います。時間の経過した感覚がないんです。死、とはこのようなものなのでしょうか?

 

救急車のサイレンの音が聞こえて気がつくと、僕はなぜか堤防の上に寝転がっていました。顔面を強く打っているようです。

 

やがて救急車が僕の近くに止まり、僕は救急車で国道沿いの病院へ運ばれました。

 

顔面骨折で、手術が必要とのこと。一か月くらい入院が必要でした。

 

それから、入院生活が始まるわけですが、僕はその間、事故の直前の記憶を思いだそうとしていました。

 

しかし、記憶はまるで戻ってきません。なぜ自転車から落ちたのか、自分ではさっぱり思い出せないんですよね。

 

後に、伯母さんが「狐にばかされたのでは?」と言っていました。人通りもなかったし、案外それが正解なのかもしれません。

 

それにしても、あのときのことはいまだに不思議でなりません。

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